少年犯罪報道と心理主義化の社会学 azw3 网盘 高速 下载地址大全 免费

なぜ犯罪少年の「心」は語られたのか? 1990年代~2000年代の戦後「第4の波」の少年犯罪報道を探り、子どもの「心」を 問題化する現代社会の性質を明らかにする!

序章 第1章　少年犯罪報道の心理主義化 1　少年犯罪報道と少年犯罪 2　「第1の波」から「第3の波」までの少年犯罪報道と少年犯罪 2.1　「第1の波」から「第3の波」までの少年犯罪報道 2.2　「第1の波」から「第3の波」までの少年犯罪 3　「第4の波」の少年犯罪報道と少年犯罪 3.1　「第4の波」の少年犯罪報道 3.2　「第4の波」の少年犯罪 4　「第4の波」の少年犯罪報道の分析に向けて 第2章　先行研究の検討 1　先行研究の到達点と問題点 2　少年犯罪報道研究 2.1　少年法改正とモラル・パニック 2.2　排除型社会とモラル・パニック 3　「心」の社会学的研究 3.1　心理主義化論 3.2　逸脱の医療化論 4　現代社会の子ども観 4.1　近代の子ども観の消滅 4.2　子どもの「心」の観察 4.3　個人化と教育 5　本書の研究課題 第3章　機能主義の知識社会学に向けて 1　デュルケム社会学から犯罪報道の分析へ 2　デュルケム社会学における知識と道徳 2.1　集合意識，集合表象，概念 2.2　道徳と犯罪 2.3　知識の共有による道徳的統合 3　モラル・パニックの機能 3.1　デュルケムの犯罪論 3.2　エリクソンの犯罪論 3.3　モラル・パニック論 4　新聞による犯罪報道 4.1　近代社会と犯罪報道 4.2　現代日本の新聞報道 4.3　犯罪報道の影響力 5　機能主義の知識社会学の分析方法 5.1　機能主義の知識社会学 5.2　個人化社会の特徴と各章の方向性 第4章　「普通の子」の誕生 1　「普通の子」という語られ方 1.1　問題関心 1.2　分析資料 2　「普通」の逸脱者の登場と道徳的境界の更新 3　「第3の波」の「普通の家庭」の誕生 3.1　中流で両親のそろった「普通の家庭」 3.2　「第3の波」の「普通の家庭」の社会的背景 4　「第4の波」における「普通の子」の誕生 4.1　問題行動や非行歴のない「普通の子」 4.2　「普通の子」の「心」 4.3　「第4の波」の「普通の子」の社会的背景 5　社会の個人化と「普通の子」 5.1　「普通」が語られる社会的条件 5.2　個人化社会における「普通の子」と「心」 6　「普通の子」の「心」の分析に向けて 第5章　少年犯罪と「発達障害」の語られ方 1　犯罪少年の「発達障害」への注目 1.1　問題関心 1.2　分析資料 2　少年犯罪と精神疾患の関係 3　終戦から1970年代までの少年犯罪と精神疾患 3.1　終戦から1970年代までの少年犯罪と精神疾患の関係 3.2　「精神分裂病」 3.3　「精神病質」と変質少年 3.4　「精神薄弱」 3.5　「ノイローゼ」 3.6　終戦から1970年代までの精神疾患の社会的背景 4　「第4の波」の少年犯罪と精神疾患 4.1　「第4の波」の少年犯罪と精神疾患の関係 4.2　「行為障害」 4.3　「発達障害」 5　「発達障害」と「心」の尊重 5.1　「行為障害」と「発達障害」 5.2　「発達障害」と能力観の変化 5.3　「心」の尊重という道徳 5.4　「広汎性発達障害」と「心」の尊重 6　「発達障害」と「第4の波」の少年犯罪 第6章　「心の闇」はなぜ語られたのか 1　「心の闇」の理解不能性 1.1　問題関心 1.2　分析資料 2　「心の闇」と進歩主義 2.1　アノミーと進歩主義 2.2　本章の仮説と課題 3　「心の闇」の語られ方 3.1　「心の闇」の登場 3.2　「心の闇」の内容 3.3　「心の闇」と「普通の子」 3.4　「心の闇」と子ども観 4　教育における進歩主義と「心」の理解 4.1　進歩主義の目標としての子どもの「心」 4.2　「心」の向上という道徳 4.3　子どもの「心」の持続的な理解 5　「心の闇」と「心」の向上 5.1　逸脱と進歩主義 5.2　「心の闇」と進歩主義の道徳 6　「心の闇」と「第4の波」の少年犯罪 終章 1　「第4の波」の少年犯罪と「心」をめぐる道徳 1.1　これまでの議論のまとめ 1.2　本章の課題 2　個人社会の道徳 2.1　近代社会の2つの道徳 2.2　産業社会と個人化社会 2.3　中間集団への埋め込みにもとづく個人主義と進歩主義 2.4　中間集団からの解き放ちにもとづく個人主義と進歩主義 3　個人化と教育 3.1　個人化社会における「心」の教育 3.2　個人化社会の教育関係 3.3　個人化社会の社会化 3.4　「心」の教育と「心」の理解 4　結論 資料 少年犯罪関連年表（1997年～2010年） 文献 あとがき 初出一覧

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