中国名詩選〈下〉

下巻は中唐の白居易・李賀から晩唐の杜牧・李商隠、宋代の蘇軾らをへて現代の魯迅・毛沢東まで、収める詩篇およそ三百。的確な作品の選定とみごとな訳文で中国詩の精髄を伝える『中国名詩選』全三冊は、詩を愛するあらゆる人が備うべきアンソロジーの傑作である。

▶凡例 ▶解説 二三 ▶唐代の詩（三）　中唐 四五 逢雪宿芙蓉山主人（雪（ゆき）に逢（あ）って芙蓉山主人（ふようざんしゆじん）のもとに宿（やど）る） 劉長卿（りゆうちようけい） 四六 聽彈琴（琴（ぎん）を弾（だん）ずるを聴（き）く） 劉長卿 四七 送靈澈上人（霊澈上人（れいてつしようにん）を送（おく）る） 劉長卿 四八 重送裴郎中貶吉州（重（かさ）ねて裴郎中（はいろうちゆう）の吉州（きつしゆう）に貶（へん）せらるるを送（おく）る） 劉長卿 四九 貧婦詞（貧婦（ひんぶ）の詞（うた）） 元結（げんけつ） 五〇 歸雁（きがん） 銭起（せんき） 五二 囝（けん） 顧況（こきよう） 五四 秋日（しゆうじつ） 耿湋（こうい） 五七 和張僕射塞下曲（張僕射（ちようぼくや）の「塞下（さいか）の曲（きよく）」に和（わ）す） 盧綸（ろりん） 五八 楓橋夜泊（ふうきようやはく） 張継（ちようけい） 五九 寒食（かんしよく） 韓翃（かんこう） 六〇 湘南即事（しようなんそくじ） 戴叔倫（たいしゆくりん） 六一 滁州西澗（じよしゆうせいかん） 韋応物（いおうぶつ） 六二 秋夜寄丘二十二員外（秋夜（しゆうや）、丘二十二員外（きゆうにじゆうにいんがい）に寄（よ）す） 韋応物 六四 聞雁（雁（かり）を聞（き）く） 韋応物 六五 江村卽事（こうそんそくじ） 司空曙（しくうしよ） 六六 夜上受降城聞笛（夜（よる）、受降城（じゆこうじよう）に上（のぼ）って笛（ふえ）を聞（き）く） 李益（りえき） 六七 從軍北征（軍（ぐん）に従（したが）って北征（ほくせい）す） 李益 六八 聽暁角（暁角（ぎようかく）を聴（き）く） 李益 六九 游子吟（ゆうしぎん） 孟郊（もうこう） 七〇 馬厭穀（馬（うま）は穀（こく）に厭（あ）けるに） 韓愈（かんゆ） 七二 醉留東野（酔（よ）って東野（とうや）を留（とど）む） 韓愈 七四 山石（さんせき） 韓愈 七六 落齒（らくし） 韓愈 七九 左遷至藍關示姪孫湘（左遷（させん）されて藍関（らんかん）に至（いた）り、姪孫（てつそん）の湘（しよう）に示（しめ）す） 韓愈 八四 送友人（友人（ゆうじん）を送（おく）る） 薛濤（せつとう） 八六 秋思（しゆうし） 張籍（ちようせき） 八七 春怨（しゆんえん） 金昌緒（きんしようしよ） 八八 新嫁娘詞（新嫁娘（しんかじよう）の詞（うた）） 王建（おうけん） 八九 折楊柳（せつようりゆう） 楊巨源（ようきよげん） 九〇 秋風引（秋風（しゆうふう）の引（うた）） 劉禹錫（りゆううせき） 九一 石頭城（せきとうじよう） 劉禹錫 九二 烏衣巷（ういこう） 劉禹錫 九三 堤上行（堤上（ていじよう）の行（うた）） 劉禹錫 九四 踏歌詞（踏歌（とうか）の詞（うた）） 劉禹錫 九五 漁翁（ぎよおう） 柳宗元（りゆうそうげん） 九六 江雪（こうせつ） 柳宗元 九七 柳州二月榕樹葉落盡偶題（柳州（りゆうしゆう）二月（にがつ）、榕樹（ようじゆ）の葉落（はお）ち尽（つ）くす、偶々題（たまたまだい）す） 柳宗元 九八 酬曹侍御過象縣見寄（曹侍御（そうじぎよ）の象県（しようけん）を過（よぎ）って寄（よ）せられしに酬（むく）ゆ） 柳宗元 九九 憫農（農（のう）を憫（あわ）れむ） 李紳（りしん） 一〇〇 賦得古原草送別（「古原（こげん）の草（くさ）」を賦（ふ）し得（え）て、別（わか）れを送（おく）る） 白居易（はくきよい） 一〇一 長恨歌（ちようごんか） 白居易 一〇三 新豐折臂翁（新豐（しんぽう）の臂（うで）を折（お）りし翁（おきな）） 白居易 一二一 賣炭翁（炭（すみ）を売（う）る翁（おきな）） 白居易 一二八 八月十五日夜禁中獨直對月憶元九（八月十五日（はちがつじゆうごにち）の夜（よる）、禁中（きんちゆう）に独（ひと）り直（ちよく）し、月（つき）に対（たい）して元九（げんきゆう）を憶（おも）う） 白居易 一二八 重題（重（かさ）ねて題（だい）す） 白居易 一三一 琵琶行（びわこう） 白居易 一三二 問劉十九（劉十九（りゆうじゆうく）に問（と）う） 白居易 一四七 暮江吟（ぼこうぎん） 白居易 一四八 遣悲懷（悲懐（ひかい）を遣（や）る） 元稹（げんしん） 一四九 聞樂天授江州司馬（楽天（らくてん）が江州（こうしゆう）の司馬（しば）を授（さず）けられしと聞（き）いて） 元稹 一五一 得樂天書（楽天（らくてん）の書（しよ）を得（え）て） 元稹 一五二 行宮（あんぐう） 元稹 一五三 尋隠者不遇（隠者（いんじや）を尋（たず）ねて遇（あ）わず） 賈島（かとう） 一五三 度桑乾（桑乾（そうかん）を度（わた）る） 賈島 一五四 李憑箜篌引（李憑（りひよう）の箜篌（くご）の引（うた）） 李賀（りが） 一五五 出城寄權璩楊敬之（城（しろ）を出（い）でて権璩（けんきよ）・楊敬之（ようけいし）に寄（よ）す） 李賀 一五八 示弟（弟（おとうと）に示（しめ）す） 李賀 一五九 蘇小小墓（蘇小小（そしようしよう）の墓（はか）） 李賀 一六一 夢天（天（てん）を夢（ゆめ）む） 李賀 一六三 秋來（秋来（あききた）る） 李賀 一六四 將進酒（しようしんしゆ） 李賀 一六六 ▶唐代の詩（四）　晩唐 一六九 咸陽城東樓（咸陽城（かんようじよう）の東楼（とうろう）） 許渾（きよこん） 一七〇 宮詞（きゆうし） 張祜（ちようこ） 一七一 胡渭州（こいしゆう） 張祜 一七二 江南春絶句（こうなんしゆんぜつく） 杜牧（とぼく） 一七三 赤壁（せきへき） 杜牧 一七五 泊秦淮（秦淮（しんわい）に泊（はく）す） 杜牧 一七六 遣懷（懐（おも）いを遣（や）る） 杜牧 一七七 寄楊州韓綽判官（楊州（ようしゆう）の韓綽判官（かんしやくはんがん）に寄（よ）す） 杜牧 一七八 山行（さんこう） 杜牧 一七九 題烏江亭（烏江亭（うこうてい）に題（だい）す） 杜牧 一七九 九日齊山登高（九日（きゆうじつ）、斉山（せいざん）に登高（とうこう）す） 杜牧 一八〇 淸明（せいめい） 杜牧 一八二 金縷衣（金縷（きんる）の衣（い）） 杜秋娘（としゆうじよう）（?） 一八三 勸酒（酒（さけ）を勧（すす）む） 于武陵（うぶりよう） 一八四 商山早行（商山（しようざん）を早（あさはや）く行（ゆ）く） 温庭筠（おんていいん） 一八五 瑤瑟怨（ようしつえん） 温庭筠 一八六 樂遊原（らくゆうげん） 李商隠（りしよういん） 一八七 夜雨寄北（夜雨（やう）、北（つま）に寄（よ）す） 李商隠 一八八 錦瑟（きんしつ） 李商隠 一八九 常娥（じようが） 李商隠 一九一 無題（むだい）（相見時難別亦難） 李商隠 一九二 無題（颯颯東風細雨来） 李商隠 一九四 無題（来是空言去絶踪） 李商隠 一九五 江樓舊感（こうろうきゆうかん） 趙嘏（ちようか） 一九七 日東病僧（日東（につとう）の病僧（びようそう）） 項斯（こうし） 一九八 己亥歲（己亥（きがい）の歳（とし）） 曹松（そうしよう） 一九九 新沙（しんさ） 陸亀蒙（りくきもう） 二〇〇 橡媼嘆（橡媼（しようおう）の嘆（なげ）き） 皮日休（ひじつきゆう） 二〇二 偶興（ぐうきよう） 羅隠（らいん） 二〇五 感弄猴人賜朱紱（弄猴人（さるまわし）に朱紱（しゆふつ）を賜（たま）わりたるに感（かん）じて） 羅隠 二〇七 臺城（だいじよう） 韋荘（いそう） 二〇八 淮上與友人別（淮上（わいじよう）にて友人（ゆうじん）と別（わか）る） 鄭谷（ていこく） 二〇九 江陵愁望有寄（江陵（こうりよう）の愁望（しゆうぼう）、寄（よ）する有（あ）り） 魚玄機（ぎよげんき） 二一〇 再經胡城縣（再（ふたた）び胡城県（こじようけん）を経（へ）て） 杜荀鶴（とじゆんかく） 二一一 貧女（ひんじよ） 秦韜玉（しんとうぎよく） 二一二 詠浴（浴（ゆあみ）を詠（えい）ず） 韓偓（かんあく） 二一四 ▶唐・五代の詞 二一七 菩薩蠻（ぼさつばん）（平林漠漠烟如織） 李白（りはく） 二一八 憶秦娥（おくしんが）（簫声咽） 李白（りはく） 二一九 漁家子（ぎよかし）（西塞山前白鷺飛） 張志和（ちようしわ） 二二一 憶江南（おくこうなん）（江南好） 白居易（はくきよい） 二二二 夢江南（ぼうこうなん）（梳洗罷） 温庭筠（おんていいん） 二二三 菩薩蠻（小山重畳金明滅） 温庭筠 二二四 浪淘沙（ろうとうさ）　（簾外雨潺潺） 李煜（りいく） 二二五 相見歡（そうけんかん）（無言独上西楼） 李煜 二二七 虞美人（ぐびじん）（春花秋月何時了） 李煜 二二八 菩薩蠻（紅楼別夜堪惆悵） 韋荘（いそう） 二二九 ▶宋代の詩（一）　北宋 二三三 塞上（さいじよう） 柳開（りゆうかい） 二三四 村行（そんこう） 王禹偁（おううしよう） 二三五 書河上亭壁（河上（かじよう）の亭壁（ていへき）に題（だい）す） 寇準（こうじゆん） 二三六 山園小梅（山園（さんえん）の小梅（しようばい）） 林逋（りんぽ） 二三七 淮中晩泊犢頭（淮中（わいちゆう）、晩（ばん）に犢頭（とくとう）に泊（はく）す） 蘇舜欽（そしゆんきん） 二三八 初晴游滄浪亭（初（はじ）めて睛（は）れ滄浪亭（そうろうてい）に游（あそ）ぶ） 蘇舜欽 二三九 夏意（かい） 蘇舜欽 二四〇 陶者（とうしや） 梅堯臣（ばいぎようしん） 二四一 汝墳貧女（汝墳（じよふん）の貧女（ひんじよ）） 梅堯臣 二四二 魯山山行（魯山（ろざん）の山行（さんこう）） 梅堯臣 二四五 夜聽鄰家唱（夜（よる）、隣家（りんか）の唱（うた）うを聴（き）く） 梅堯臣 二四六 小村（しようそん） 梅堯臣 二四八 祭猫（猫（ねこ）を祭（まつ）る） 梅堯臣 二四九 晩泊岳陽（晩（ばん）に岳陽（がくよう）に泊（はく）す） 欧陽修（おうようしゆう） 二五二 戲答元珍（戯（たわむ）れに元珍（げんちん）に答（こた）う） 欧陽修 二五三 日本刀歌（日本刀（につぽんとう）の歌（うた）） 欧陽修 二五五 河北民（河北（かほく）の民（たみ）） 王安石（おうあんせき） 二五八 夜直（やちよく） 王安石 二六一 示長安君（長安君（ちようあんくん）に示（しめ）す） 王安石 二六二 北陂杏花（北陂（ほくひ）の杏花（きようか）） 王安石 二六三 泊船瓜洲（船（ふね）を瓜洲（かしゆう）に泊（はく）す） 王安石 二六四 初夏即事（しよかそくじ） 王安石 二六五 鍾山即事（しようざんそくじ） 王安石 二六六 江上（こうじよう） 王安石 二六六 暑旱苦熱（暑干（しよかん）、熱（あつ）きに苦（くる）しむ） 王令（おうれい） 二六七 和子由澠池懷舊（子由（しゆう）の「澠池懐旧（べんちかいきゆう）」に和（わ）す） 蘇軾（そしよく） 二六九 六月二十七日望湖樓醉書（六月二十七日（ろくがつにじゆうしちにち）、望湖楼（ぼうころう）に酔（よ）うて書（しよ）す） 蘇軾 二七一 呉中田婦歎（呉中（ごちゆう）の田婦（でんぷ）の嘆（なげ）き） 蘇軾 二七二 望海樓晩景五絶（望海楼（ぽうかいろう）の晩景（ばんけい）、五絶（ごぜつ））　二首 蘇軾 二七四 飮湖上初晴後雨（湖上（こじよう）に飲（の）む、初（はじ）め晴（は）れ後雨（のちあめ）ふる） 蘇軾 二七六 中秋月（中秋（ちゆうしゆう）の月（つき）） 蘇軾 二七七 正月二十日與潘郭二生出郊尋春忽記去年是日同至女王城作詩乃和前韻（正月二十日（しようがつにじゆうにち）、潘（はん）・郭（かく）の二生（にせい）と郊（こう）を出（い）でて春（はる）を尋（たず）ね、忽（たちま）ち去年（きよねん）の是（こ）の日（ひ）、同（とも）に女王城（じよおうじよう）に至（いた）って詩（し）を作（つく）りしことを記（おも）い、乃（すなわ）ち前韻（ぜんいん）に和（わ）す） 蘇軾 二七八 題西林壁（西林（せいりん）の壁（かべ）に題（だい）す） 蘇軾 二八〇 惠崇春江晩景（恵崇（えすう）の「春江晩景（しゆんこうばんけい）」） 蘇軾 二八一 贈劉景文（劉景文（りゆうけいぶん）に贈（おく）る） 蘇軾 二八二 食茘枝（茘枝（れいし）を食（くら）う） 蘇軾 二八三 春夜（しゆんや） 蘇軾 二八四 澄邁驛通潮閣（澄邁駅（ちようまいえき）の通潮閣（つうちようかく）） 蘇軾 二八五 夜發分寧寄杜澗叟（夜（よる）、分寧（ぶんねい）を発（はつ）し、杜澗叟（とかんそう）に寄（よ）す） 黄庭堅（こうていけん） 二八六 寄黄幾復（黄幾（こうきふく）復に寄（よ）す） 黄庭堅 二八七 題竹石牧牛（竹石牧牛（ちくせきぼくぎゆう）に題（だい）す） 黄庭堅 二八九 病起荊江亭即事（病（やまい）より起（お）く、荊江亭即事（けいこうていそくじ）） 黄庭堅 二九〇 雨中登岳陽樓望君山（雨中（うちゆう）、岳陽楼（がくようろう）に登（のぼ）って君山（くんざん）を望（のぞ）む） 黄庭堅 二九二 春日（しゆんじつ） 秦観（しんかん） 二九三 秋日（しゆうじつ） 秦観 二九四 別三子（三子（さんし）に別（わか）る） 陳師道（ちんしどう） 二九五 示三子（三子（さんし）に示（しめ）す） 陳師道 二九八 絶句（ぜつく） 陳師道 二九九 春懷示鄰里（春（はる）の懐（おも）い、隣里（りんり）に示（しめ）す） 陳師道 三〇〇 村居（そんきよ） 張舜民（ちようしゆんみん） 三〇一 ▶宋代の詩（二）　南宋 三〇三 襄邑道中（じようゆうどうちゆう） 陳与義（ちんよぎ） 三〇四 中牟道中（ちゆうぼうどうちゆう）　二首 陳与義 三〇五 春寒（しゆんかん） 陳与義 三〇六 傷春（春（はる）を傷（いた）む） 陳与義 三〇七 牡丹（ぼたん） 陳与義 三〇九 遊山西村（山西（さんせい）の村（むら）に遊（あそ）ぶ） 陸游（りくゆう） 三一〇 劍門道中遇微雨（剣門道中（けんもんどうちゆう）、微雨（びう）に遇（あ）う） 陸游 三一二 書憤（憤（いきどお）りを書（しよ）す） 陸游 三一三 臨安春雨初霽（臨安（りんあん）、春雨初（しゆんうはじ）めて霽（は）る） 陸游 三一五 秋夜將曉出籬門迎涼有感（秋夜将（しゆうやまさ）に暁（あ）けんとし、籬門（りもん）を出（い）でて涼（りよう）を迎（むか）う、感有（かんあ）り）　二首 陸游 三一七 書適（適（たの）しみを書（しよ）す） 陸游 三一九 十一月四日風雨大作（十一月四日風雨大（じゆういちがつよつかふううおお）いに作（おこ）る） 陸游 三二〇 小舟遊近村捨舟歩歸（小舟（しようしゆう）にて近村（きんそん）に遊（あそ）び、舟（ふね）を捨（す）てて歩（あゆ）んで帰（かえ）る） 陸游 三二一 沈園（しんえん）　二首 陸游 三二二 示兒（児（こ）に示（しめ）す） 陸游 三二四 催租行（さいそこう） 范成大（はんせいだい） 三二五 後催租行（後（のち）の催租行（さいそこう）） 范成大 三二六 州橋（しゆうきよう） 范成大 三二八 四時田園雜興（しいじでんえんざつきよう）　五首 范成大 三三〇 過百家渡（百家渡（ひやくかと）を過（わた）る）　二首 楊万里（ようばんり） 三三三 閒居初夏午睡起（閑居（かんきよ）の初夏（しよか）、午睡（ごすい）より起（お）く） 楊万里 三三五 初入淮河（初（はじ）めて淮河（わいが）に入（い）る）　三首 楊万里 三三六 感秋（秋（あき）に感（かん）ず） 楊万里 三三九 題臨安邸（臨安（りんあん）の邸（てい）に題（だい）す） 林升（りんしよう） 三四一 郷村四月（郷村（きようそん）の四月（しがつ）） 翁巻（おうけん） 三四二 數日（すうじつ） 趙師秀（ちようししゆう） 三四三 江村晩眺（江村（こうそん）の晩眺（ばんちよう）） 戴復古（たいふくこ） 三四四 北來人（北（きた）より来（きた）りし人（ひと））　二首 劉克荘（りゆうこくそう） 三四五 戊辰即事（ぼしんそくじ） 劉克荘 三四七 運糧行（うんりようこう） 劉克荘 三四八 遊園不値（園（えん）に遊（あそ）んで値（あ）わず） 葉紹翁（ようしようおう） 三五〇 過零丁洋（零丁洋（れいていよう）を過（わた）る） 文天祥（ぶんてんしよう） 三五一 金陵驛（きんりようえき） 文天祥 三五三 ▶宋代の詞 三五七 ▷〔北宋〕 雨霖鈴（うりんれい）（寒蟬淒切） 柳永（りゆうえい） 三五八 浣溪沙（かんけいさ）（一曲新詞酒一杯） 晏殊（あんしゆ） 三六〇 蝶戀花（ちようれんか）（庭院深深深幾許） 欧陽修（おうようしゆう） 三六二 臨江仙（りんこうせん）（夢後楼台高鎖） 晏幾道（あんきどう） 三六三 念奴嬌（ねんどきよう）（大江東去） 蘇軾（そしよく） 三六五 少年遊（しようねんゆう）（并刀如水） 周邦彦（しゆうほうげん） 三六八 如夢令（じよぼうれい）（昨夜雨疏風驟） 李清照（りせいしよう） 三七〇 聲聲慢（せいせいまん）（尋尋覓覓） 李清照 三七一 ▷〔南宋〕 釵頭鳳（さいとうほう）（紅酥手） 陸游（りくゆう） 三七三 淸平樂（せいへいがく）（茅檐低小） 辛棄疾（しんきしつ） 三七六 西江月（せいこうげつ）（酔裏且貪歓笑） 辛棄疾 三七七 西江月（明月別枝驚鵲） 辛棄疾 三七八 鷓鴣天（しやこてん）（壮歳旌旗擁万夫） 辛棄疾 三八〇 疏影（そえい）（苔枝綴玉） 姜夔（きようき） 三八二 風入松（ふうにゆうしよう）（聴風聴雨過清明） 呉文英（ごぶんえい） 三八五 ▶遼・金・元の詩 三八九 ▷〔遼〕 失題 趙延寿（ちようえんじゆ） 三九〇 ▷〔金〕 山居雜詩（さんきよざつし）　二首 元好問（げんこうもん） 三九一 岐陽（きよう） 元好問 三九三 眼中（がんちゆう） 元好問 三九五 癸巳五月三日北渡（癸巳（きし）五月三日北（きた）に渡（わた）る）　三首 元好問 三九六 雁門道中書所見（雁門道中（がんもんどうちゆう）、見（み）る所（ところ）を書（しよ）す） 元好問 三九九 ▷〔元〕 西域河中十詠（さいいきかちゆうじゆうえい） 耶律楚材（やりつそざい） 四〇三 山家（さんか） 劉因（りゆういん） 四〇四 岳鄂王墓（岳鄂王（がくがくおう）の墓（はか）） 趙孟頫（ちようもうふ） 四〇六 金陵雨花臺遂至故人劉叔亮墓（金陵（きんりよう）の雨花台（うかだい）、遂（つい）に故人劉叔亮（こじんりゆうしゆくりよう）の墓（はか）に至（いた）る） 趙孟頫 四〇八 旱郷田父言（旱郷（かんきよう）の田父（でんぶ）の言（げん）） 宋无（そうむ） 四〇九 登沓磊驛樓自此度海（沓磊駅楼（とうらいえきろう）に登（のぼ）り、此（こ）れより海（うみ）を度（わた）る） 范梈（はんほう） 四一一 夏五月武昌舟中觸目（夏五月（なつごがつ）、武昌（ぶしよう）の舟中（しゆうちゆう）の触目（しよくもく）） 掲傒斯（けいけいし） 四一二 湖州竹枝詞（こしゆうちくしし） 張雨（ちようう） 四一三 河湟書事（河湟（かこう）にて事（こと）を書（しよ）す） 馬祖常（ばそじよう） 四一四 眉憮歌（眉憮（びぶ）の歌（うた）） 楊維楨（よういてい） 四一五 漫成（まんせい） 楊維楨 四一七 貧婦謠（貧婦（ひんぷ）の謡（うた）） 楊維楨 四一七 過居庸關（居庸関（きよようかん）を過（よぎ）る） 薩都剌（さつとら） 四二一 初到閩（初（はじ）めて閩（びん）に到（いた）る） 薩都剌 四二五 初夏（しよか）淮安道中（わいあんどうちゆう） 薩都剌 四二六 江浦夜泊（江浦（こうほ）の夜泊（やはく）） 薩都剌 四二七 ▷〔元代の散曲〕 秋思（しゆうし）（越調・天浄沙） 馬致遠（ばちえん） 四二八 ▶明代の詩 四三一 靑邱子歌（青邱子（せいきゆうし）の歌（うた）） 高啓（こうけい） 四三二 梅花（ばいか） 高啓 四四二 送呂卿（呂卿（ろけい）を送（おく）る） 高啓 四四三 雨中閒臥（うちゆうかんが） 高啓 四四四 尋胡隠君（胡隠君（こいんくん）を尋（たず）ぬ） 高啓 四四五 我愁從何來（我（わ）が愁（うれ）いは何（いずこ）より来（きた）る） 高啓 四四六 述憤（憤（いきどお）りを述（の）ぶ） 李夢陽（りぼうよう） 四四九 送周判官（周判官（しゆうはんがん）を送（おく）る） 李夢陽 四五一 鰣魚（じぎよ） 何景明（かけいめい） 四五二 于郡城送明卿之江西（郡城（ぐんじよう）に于（おい）て明卿（めいけい）が江西（こうせい）に之（ゆ）くを送（おく）る） 李攀竜（りはんりよう） 四五四 歲杪放歌（歳杪（さいびよう）の放歌（ほうか）） 李攀竜 四五六 過呉戲柬江進之（呉（ご）を過（よぎ）って戯（たわむ）れに江進之（こうしんし）に柬（かん）す） 袁宏道（えんこうどう） 四五八 二月十一日崇國寺踏月（二月十一日崇国寺（にがつじゆういちにちすうこくじ）に月（つき）を踏（ふ）む） 袁宏道 四六〇 小車行（小車（しようしや）の行（うた）） 陳子竜（ちんしりゆう） 四六三 ▶清代の詩 四六五 柳枝（りゆうし） 銭謙益（せんけんえき） 四六六 舟中（しゆうちゆう） 銭謙益 四六七 獄中雜詩（ごくちゆうざつし） 銭謙益 四六八 自信（自（みずか）ら信（しん）ず） 呉偉業（ごいぎよう） 四七〇 梅村（ばいそん） 呉偉業 四七二 自歎（自（みずか）ら嘆（たん）ず） 呉偉業 四七三 過呉江有感（呉江（ごこう）を過（よぎ）って感有（かんあ）り） 呉偉業 四七五 雨後即事（うごそくじ） 朱彜尊（しゆいそん） 四七六 秋柳（しゆうりゆう） 王士禎（おうしてい） 四七八 江上（こうじよう） 王士禎 四八〇 秦淮雜詩（しんわいざつし） 王士禎 四八一 眞州絶句（しんしゆうぜつく） 王士禎 四八二 長相思（ちようそうし）（山一程） 納蘭性徳（のうらんせいとく） 四八三 蝶戀花（ちようれんか）（辛苦最憐天上月） 納蘭性徳 四八四 晝臥（ひるね） 厲鶚（れいがく） 四八六 沙溝（しやこう） 袁枚（えんばい） 四八八 苔（こけ） 袁枚 四八九 意有所得雜書數絶句（意（こころ）に得（う）る所有（ところあ）り、数絶句（すうぜつく）を雑書（ざつしよ）す） 袁枚 四九〇 論詩（詩（し）を論（ろん）ず）　二首 趙翼（ちようよく） 四九一 雜感（ざつかん） 黄景仁（こうけいじん） 四九二 途中遘病頗劇愴然作詩（途中病（とちゆうやまい）に遘（あ）って頗（すこぶ）る劇（はげ）し、愴然（そうぜん）として詩（し）を作（つく）る） 黄景仁 四九四 別老母（老母（ろうぼ）に別（わか）る） 黄景仁 四九六 中秋月下作（中秋月下（ちゆうしゆうげつか）の作（さく）） 張問陶（ちようもんとう） 四九七 冬日將謀乞假出齊化門哭四妹筠墓（冬日将（とうじつまさ）に仮（か）を乞（こ）うを謀（はか）らんとして斉化門（せいかもん）を出（い）で四妹筠（しまいいん）の墓（はか）に哭（こく）す） 張問陶 四九八 雜詩己卯自春徂夏在京師作詩得十有四首（雑詩（ざつし）、己卯（きぼう）の春（はる）より夏（なつ）に徂（およ）び、京師（けいし）に在（あ）って詩を作（つく）る、十有四首（じゆうゆうよんしゆ）を得（え）たり） 龔自珍（きようじちん） 五〇〇 己亥雜詩（きがいざつし）　二首 龔自珍 五〇一 山歌（さんか）　三首 黄遵憲（こうじゆんけん） 五〇四 新聞紙（しんぶんし） 黄遵憲 五〇六 哀旅順（旅順（りよじゆん）を哀（かな）しむ） 黄遵憲 五〇八 己亥雜詩（きがいざつし） 黄遵憲 五一一 ▶〔付録〕 本事詩（ほんじし） 蘇曼殊（そまんじゆ） 五一二 悼柔石（柔石（じゆうせき）を悼（いた）む） 魯迅（ろじん） 五一三 沁園春（しんえんしゆん）雪（ゆき） 毛沢東（もうたくとう） 五一五

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