安岡 素子
人物简介:
安岡/孝一
1965年生まれ。1990年3月京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了。同年4月京都大学大型計算機センター助手、1997年8月同助教授。2000年4月京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター助教授、電子情報通信学会会員、電気学会会員
安岡/素子
1971年生まれ。1997年3月奈良教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。大学院では八大山人の書法を研究。情報処理学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
文字符号の歴史―欧米と日本編书籍相关信息
内容简介:
文字符号--あるいは文字コードといったほうが通りがいいかもしれない--を論じた書籍やWWWページを見ていると、どうも気になることがある。文字符号の現在の姿しか知らず、それがどのように発展してきたかを理解していない論者が、まま見られることである。とくに、文字符号の批評あるいは批判ともなれば、その文字符号の成立過程やそれ以前の文字符号との関係が重要な論拠となるはずであり、当時の文献の参照は必須のはずである。が、それが満足になされていない。その結果、現在の文字符号の姿をそのまま過去にあてはめてしまうという、トンでもない暴論がまかり通ってしまうのである。
そのような過去の文字符号のありさまに立脚しない暴論が、この世から少しでも減ることをねがって、私たち夫婦はこの本を書くことにした。連続した歴史のどの部分を切り出してくるかについては、非常に迷ったあげく、モールス符号から始めて20世紀の終わりまでということにし、日本とそれにかかわる欧米の文字符号を中心に論述した。また、過去の文字符号の姿を、できるかぎりそのままの形で伝えるべく、この本ではすべての図版を、当時の文献から引用することにした。文字符号の成立過程やその内容に関しては、伝聞や根拠のない憶測はいっさい避け、あくまで文献によって裏づけのとれる事柄だけを、参考とした文献とともに示した。文献学や科学史研究においては、ごくあたりまえとされていることを、あたりまえにやっただけである。
なお、私たち夫婦としては、この本を入門書のつもりで書いた。すなわち、文字符号の歴史に関する入門書であり、基礎資料となるものをめざした。したがって、読者諸氏は、けっしてこの本の内容を鵜呑みにせず、あるいはこの本の記述を孫引きしないようにされたい。この本の内容は、文字符号の歴史の一断面にすぎないし、また文字符号を論ずる際には、当時の文献の参照は必須だからである。
(「はじめに」より)
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