佐野 剛
人物简介:
佐野 剛(さの こわし)
大正3(1914)年9月17日生まれ。昭和10(1935)年、宮崎高等農林学校(現宮崎大学農学部)卒業。 南満洲鉄道株式会社(満鉄)に入社し、公主嶺農事試験場および殖産部に勤務。
昭和21年、満州より引揚げ後、昭和22年4月、熊本県上益城郡下矢部村(現山都町)の初代村長に選出。2期務めた後、新農村建設熊本県顧問。昭和33年、熊本県菊池市企画室長、農林課長を経て、昭和47年退職。平成5(1993)年9月6日逝去。
ある村長の 満州引揚げ、戦後復興奮闘記书籍相关信息
内容简介:
昭和初期、大陸に突如出現した、「満州国」。
その地に夢を抱いて大陸に渡り、そこで真摯に生き抜くことを決意した男がいた。その名は、佐野剛。
満州では、満鉄の農業技術員として地域の振興に奮闘したが、敗戦を契機に、命からがらの帰還を余儀なくされた。
戻ってみたのは、焦土と化し、全てを失った日本。しかし、著者は、そこで虚脱感にとらわれることなく、故郷そして日本の復興のために、無私の心で全てを捧げ抜いたのである。
一技術員としての満州での生活ぶり、そして死と隣り合わせだった引揚げ体験、どちらも信頼できる類書が少ない。その点、淡々と虚飾なく綴られた本書は、大変貴重な手記であり、かつ優れたルポルタージュ文学ともなっている。
著者の長男・佐野紀元氏が念入りに再編集し、現代に甦ったこの手記。“人は何のために生きるのか"という、人間としての根幹を深く考えさせられずにはおかない。
混迷深き現代、すべての日本人に、ぜひ読んでいただきたい本である。
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