桜井哲夫
人物简介:
桜井哲夫
1949年、栃木県生まれ。1973年、東京外国語大学フランス語科卒業。1979年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。広島大学総合科学部助手を経て、現在東京経済大学教授。専攻は、現代社会史、理論社会学。著書に『知識人の運命』――三一書房、『〈近代〉の意味――制度としての学校・工場』――NHKブックス。『手塚治虫』、ロジェ・ケンプ『ダンディ』(訳書)――講談社現代新書、『サン・イヴ街からの眺め』――岩波書店――がある。
ことばを失った若者たち书籍相关信息
内容简介:
一方通行、言いっぱなしの落書きや投書。アニメ・キャラクターに恋する女の子に、少女マンガに夢中の男の子。〈コトバ〉は宙に浮き、〈性〉の臭いは消えていく。「しょせん世の中なんて動かない。そこで楽しくやるしかない」圧倒的な現実肯定と無力感が若者をおおう。コミュニケーションの回路を失った彼らを通して日本社会の変容を分析する。
過剰コード化――コード化が進めば、ファッションでもコードの解読のためのハンドブックたる『ポパイ』、『ホットドック・プレス』や『JJ』が必要になるし、売れる本もハウツー物ということになる。あまりにも約束事が細分化されて、共通の「意味」が成立しにくいからこそ、キーワードや用語解説の書物や雑誌が氾濫することになるのだ。他人が知らないことを知っている、他人が持っていないものを持っているという「差異化」こそ消費社会のイデオロギーだと論じたボードリヤールの著作が翻訳されれば、「差異化」「差別化」は、企業社会の商品開発のコンセプトと化してしまう。すべてが商品(モノ)化されてしまうのである。
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