暂无相关内容,正在全力查找中
柿沼陽平
人物简介:
中国古代国家の起源と王権の形成书籍相关信息
内容简介:
本書は、王震中『中国古代国家的起源与王権的形成』(中国社会科学出版社、二〇一三年)の全訳である。
序章 国家の定義には従来諸説あり、欧米では一般に、古代国家の特徴として三点が挙げられる。①強制的な権力をもつ、②すでに階級や階層分化がある、③民が血縁枠を超えて地縁により結びついている。だが中国古代国家のばあい、なお血縁の重要性が高く、③は曖昧である。また現代国家は領土をもつが、古代国家には辺境があるのみである。そこで中国古代の例もふまえると、古代国家は「一定の領土的範囲と独立の主権をもち、階級・階層・等級のたぐいの社会分層があり、合法性をそなえ、壟断的特徴を帯び、全社会に君臨する強制的権力をもった政権組織と社会体系」と定義される。かかる古代国家形成への道にも諸説ある。筆者は古代国家の成立要件として、階級の形成と、社会に君臨する公的権力の形成の二点を挙げる。この二点は考古学的に検討可能な指標である。なお国家成立前後の時期にかんして従来は、軍事民主制・部落連盟・首長制・社会分層などの術語による説明が試みられてきたが、どれも中国古代史の実態をふまえた議論でなく、適宜概念を彫琢しなおす必要がある。筆者自身はその点を念頭に、国家成立前後の変化過程を以下の三段階に分けて説明すべきと考える。
①ほぼ平等な農耕聚落期(紀元前一万年から前四〇〇〇年頃)。
②初歩的な不平等をふくむ中心聚落形態の段階(前四〇〇〇年から前三〇〇〇年頃。仰韶中後期、紅山後期、大汶口中後期、屈家嶺前期、崧沢・良渚文化初期など)。
③都邑邦国の段階(前三〇〇〇年から前二〇〇〇年頃。龍山初期から晩期の国家形成段階。
代表的都邑遺跡には山西省の陶寺があり、その周辺は邦国連盟を締結する)。そののち夏商周時代になると、特定の邦国の盟主を「天下共主」や「国上之国」とする複合制国家が形成される。このときにはじめて全社会に君臨する強制的権力システムがうまれ、王は、みずからの王邦のみならず、周辺の属邦をも支配しはじめる。それは③の都邑邦国(邦国連盟)段階とも、秦漢時代以後の「帝国」とも異なる。「帝国」の各官吏が皇帝と中央に直接任免されるのに対し、複合制国家内の封君の封地や貴族の采邑は、王とのあいだに上下関係はあるものの、必ずしも行政的管理関係にはない。かくて王国は「天下共主」の地位を得、王位は世襲され、王権の正統意識と正統観が形成される。次章以下ではその具体的過程を個別に論ずる。
全格式电子版 - 免费下载